28/10/2013

私たち二人がお世話になっている、ソーイングレディーの(日本語ではお針子さんでしょうか?)ファッションショーを見るためにロンドンの北、ものすごく北!に行ってきました。うちからかるーく1時間はかかります。私の夫、ベンは彼女の会社にジャケットやズボンを作ってもらっています。(他にもお願いする会社があるのですが。)
ショーの会場だった場所で彼女は普段仕事をしているのですが、今回のファッションショーは地域の子供たちに、こういう仕事もあるんだよと紹介するのがメインの目的だったようです。
自分が住んでいる地域が、仕事を本気でしたい人たちのために場所を提供し、仕事をしやすい環境を作ってくれるって素晴らしいですよね。

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いつ訪れても大体毎回彼女のお嬢さんに会うのですが、その子はまだ6歳なのに、自分で縫い物もできて、たまに自分が作ったスカートを着ていたりします。さすがにこの日のドレスはママが作ったと言っていました。

ショーの会場が中から外へと変わり、彼女の他にもう一人別のデザイナーもショーをしました。モデルが持つバッグにランプを仕込んでいて、野外の夜の雰囲気に合う、味のあるショーでした。

さてさて、この日の私は夫のブランドBEN WESTWOODを着込みましたよ。パンツとコートがそうです。夫のブランドも新しく色々始めますので、後々ご紹介させていただきたいと思います。

Ben and I went to Wembley to see his sewing lady, Shilpa’s fashion show. She told us this fashion show is more for her community not for herself to show art and fashion to children living in the area.
When we visit her we often meet her daughter. I was very amazed by her last time I saw her because she was wearing her hand made skirt, which was very unique and pretty!( My mother has been working for clothes her entire life but I’m not good at sewing at all… )
Shilpa sometimes teaches children how to make bags or clothes in her community. I think this idea is very nice,the community itself supporting residents for work possibilities.

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25/10/2013

日本ではまだ馴染みのないイスラムの世界だと思うのですが、こちらロンドンではイスラム文化を垣間見る機会がたくさんあります。そんな中、自宅近くのギャラリーでいかにもムスリムな展覧会があっていたので立ち寄ってみました。

サウジアラビア出身のAbdulnasser Gharemというアーティストの展覧会だそうで、今もサウジアラビアで作品を製作されているそうです。
どのアートにも細かくアラビア文字が施されていて、イスタンブールのモスクの中で見たアートとはまた別世界のアートでした。

イスラムと言う厳しい戒律を背景に持ち、どこまでアーティストが自由に自分を表現できるのか。それとも、イスラムの戒律に基づいての自由の表現なのか。奥が深いな〜と思います。

フランスでは身につける物で宗物を表す物をつけてはいけないそうで、アルジェリア出身の女の子に、もしパリの公立の学校に通っていたら、学校でヒジャブをつける?と聞いたところ、学校の規則でそれがダメならば学業が優先なのでヒジャブはつけないと言っていました。その後こっそりヒジャブを取っていつもとは違う彼女の姿を見せてくれたのでした。

サウジアラビアのヒジャブは、現在ではオシャレの一部となっているようです。国によっても違うでしょうが、ヒジャブにも色んなデザインがあり、表現の仕方がある。ということは、イスラムアートはやはり宗教に基づいた自由を表現することになるのでしょうか。

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21/10/2013

アーティストカップル、Joe RushとLetmiyaのお宅にお邪魔しました。
ジョー・ラッシュは、メタルや廃材を使ったアーティストで、昨年のパラリンオリンピックの閉会式でヴィヴィアンが乗っていた車を作ったり、またこのClimate revolutionのアートを作った人。今年は世界一有名な夏のフェス、グラストンベリーのローリングストーンズの舞台も作っています。

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一方彼女のレトミヤはフランス人の映画監督で、ヴィヴィアンのドキュメンタリーフィルム「Do it yourself」を撮った人です。

私がロンドンに越してきて、一番気さくに声をかけてくれたのがこのレトミヤ。持ち前の明るさと頭の良さ、加えて美貌にスタイルの良さ。天は二物を与えたんだなと思わざるを得ません。

そんな二人は昨年までヘリコプターの中で生活してたのですが(ワイルドでしょ)やっと家に住んでみる気になったらしく(笑)ディナーの招待を受けたので行ってきました。

家の中はジョーそのままだなという雰囲気。至る所にジョーのアートがあります。椅子も鏡もオブジェも全てがジョーの世界。

日本の雑誌でよく海外アーティストのお宅特集やってますよね?このカップルのお家、取り次ぎますので是非ご連絡下さいませ!

この日はタイルのアーティストも一緒で、彼女のアートも見せてもらいました。
レトミヤが中指立てて見せてくれてます。
「It is easier to build strong children than to repair broken men」
「壊れた男を修理するより、強い子供を作る方が簡単だ」だそうです(笑)

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長々と4時間もお邪魔し、大人5人で話題は教育の話、アートの話、エイリアンの話、家族の話と尽きません。議論好きのフランス人レトミヤは言葉巧みにどんどん議論を持ち上げて行きますが、日本人ってこういう時聞き役になってしまうんだよな〜と改めて痛感した夜でした。ガンバレ私!

Joe RushのHPはこちら。こちらもレトミヤが作っています。
http://joerush.com/

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